■2009/06/14 |
ミュンヘン→フュッセン |
◆前回までのあらすじ![]() デジカメが壊れました。 一応写真は取れるんですが、しぼりが開きっぱなしになるらしく、画像が白くなってしまいます。 特に外や明るい場所では、完全に真っ白に; なので以降の画像は非常に見辛い所もありますがご了承ください; 6:00に起床し、7:51発の列車で向かうはフュッセン。 ![]() 途中、フュッセン行きの小振りな列車に乗り換え。 乗り合わせたシンガポールの大学生8人組と談笑しながら進みました。 しかし、途中何もないところで列車がストップ。 30分くらい停車しました。 なにやら後ろの車両で喧嘩が起きているらしく奇声が聞こえ、ぞろぞろと人が自分達の乗っていた車両に退避して来ます。 その人たちに聞いた話だと、後ろの車両でモヒカン姿の若者(2〜3人くらい?)が、絶対禁煙席にも関わらず喫煙をし、それを注意した乗務員と喧嘩になったようです。 彼ら若者は途中で線路に放り出されたそうで、やっと列車が動き出しました。 聞くと最近はこのような若者によるマナー違反のトラブルが増えていて、列車の運行に影響を与えているそうです。 どこのお国も同じような問題を抱えているんですね。 そんなわけで、列車の乗り継ぎの影響も相まって計1時間くらい到着が遅れましたが、フュッセン駅に着きました。 フュッセン駅のコインロッカーで荷物を預け、『Iセンター』で地図などをもらってそこからバスで『ノイシュヴァンシュタイン城』を目指します。 ![]() 移動は10分もしないかな? フュッセンの落ち着いた綺麗な町並みを抜けて、やや山道に入り、城の麓までバスは行きます。 その麓にある『チケット販売センター』で、『ノイシュヴァンシュタイン城』と『ホーエンシュヴァンガウ』の観光ツアーチケットを購入します。 ちなみに、各お城はツアーでしか入場できず、その入場チケットも麓の『チケット販売センター』のみの販売で、お城で直接購入は出来ません。 ツアー開始時間も非常に厳しい時間指定がありますので、行かれるご予定の方は注意が必要です。 麓から城までは、およそ1km程度の山道が続きます。 城までの移動の選択肢はいくつかあって、 @バスで登る。 A馬車で登る。 B自力で登る。 これらの方法で城にたどり着きます。 もちろん私はBの自力で登るを選択しました。 山道はとくに何があるでもない普通の道で、皆黙々と登ります。 しかしひとつ問題があって… 馬車の馬が垂れる馬糞が道のいたるところに大量に散乱されている事です。 しかもそれの異常に臭い事。 ![]() その日の陽気も手伝って、ハエの数も半端なく黒い竜巻を作っています。 そんな道を歩くのは、結構つらかったです…。 ここには2つの城があります。 ![]() ひとつが『ホーエンシュヴァンガウ』と、 ![]() もうひとつが、南ドイツでもっとも有名であろう『ノイシュヴァンシュタイン城』です。 私はどちらも見学しました。 『ノイシュヴァンシュタイン城』は別名“白鳥の城”と呼ばれ、東京ディズニーランドにあるシンデレラ城のモデルとなったお城です。 見学はどちらもツアーで、写真撮影は全面禁止でした。 ![]() 唯一写真撮影の許された、厨房の様子です。 こんな感じに城の内部は当時の生活を匂わせるディスプレイがされていました。 とくにベッドルームの内装がとても素敵でした。 ![]() 出口付近にある『ノイシュヴァンシュタイン城』の縮尺モデルです。 精巧に出来ています。 ![]() ![]() ![]() そんなこんなでお城見学ツアーを終え、麓の建築物をスケッチしながら一日を過ごしました。 バスでまたフュッセンまで戻ってきて、明るい間フュッセンの旧市街を歩き回ろうと考えました。 にしても喉がカラカラ。 夕べから何も飲まず食わずだったのと、今日の陽気で汗をかいたので喉が渇きます。 どこかスーパーはないものかと町を散策しましたが、19:00を過ぎてどこのお店も閉店。 コンビニも自動販売機なんかもないので、飲み物が手に入りません。 本格的に辛くなってきましたが、ふと思いついて駅に戻り、駅の売店で ファンタを買えました。 ![]() まさに命水。 一気に飲み干し、2本目を買って飲んでる途中で汗がだらだらと噴出しました。 スポーツ飲料のCMなんかである「体の奥から水分チャージ!」みたいな体験でした。 ヨーロッパは19時くらいでお店が完全店じまいしてしまうので、本当に水分・食品関係の確保には注意が必要です; 夜はフュッセンの市博物館前で、(有志らしい)ブラスバンドのコンサートが催されていました。 ![]() 30人くらいの本格的なブラスバンドで、1時間くらいの演奏を楽しみました。 ![]() 演奏の途中小休憩で、お酒の試飲会がありました。 親指くらいのグラスに地元のお酒(白ワインみたいなものでした)が注がれ、勧められたので飲んでみました。 しかし、たったそれだけの量でも相当アルコールが強いらしく、驚いて鯖夢は咽てしまいました。 飲ませた相手はしてやったり顔で、周りの演奏者、観客からも笑われてしまいました。 演奏会も終わり、日暮れまでフュッセンの町並みをスケッチしていました。 するとさっきの演奏者で、ワーグナーチューバを担当されていた方3人くらいが「絵を見せて欲しい」と話しかけてきたので、描いてきたスケッチを見せながら、旅行中の話をしました。 すると喜んでくれて、アイスをおごってくれました。 ![]() 旅行中はこんな経験が何度かあって、絵を描いていたら、見知らぬ人から飴ちゃんもらったり、おこづかいもらったりしました。 いやー、旅は道ずれ世は情けというか、芸はわが身を助けるというか、旅行中良い思いを出来ました。 その節は色んな方にお世話になり、ありがとうございました。 絵を描いているときに、鳥からフンを引っ掛けられました。 これも旅行中はよく経験しました。 てか屋外でスケッチしていると、日本国内でもしゅっちゅうあるんですけどね。 運がつきました。 ![]() 写真じゃ白飛びして明るく見えますが、大分暗くなってきたので、今日泊まるホステルに向かいます。 ![]() この日泊まったのは『ハウスLA』という場所で、プライベートユースのようです。 ![]() 建物には一切スタッフが常駐せず、チェックインの時だけ電話で呼び出して鍵を受け取るという面白いシステムでした。 ![]() 建物内は宿泊者だけで、本当にスタッフがひとりもいません。 ![]() 建物は民家そのままで、まるで他所の家に泊まらせてもらっているような不思議な感覚です。 ![]() ![]() ![]() シャワーやトイレも共用ですが、まさに民家そのまま。 フュッセンの市内からも近く、これで料金は1泊20ユーロ以下と非常にリーズナブルなので、フュッセンに泊まれる予定のある方にはお勧めのホステルです。 |
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