■2009/06/09
ウィーンのリンク内観光。
私的には、今回の旅行のハイライトです。



6:30に起床し、9:00まで今日の作戦を立て、ウィーン西駅のコインロッカーに荷物を預けて作戦開始。



Uバーンで『シュテファン寺院』前に到着。



古い建物と近代的な建物がいっしょに並ぶ不思議な風景です。



東京のどこかにこんな建物ありましたよね?
これを真似したのかな?



最初の目的地『ペーター教会』です。
外観はこじんまりとして、あまり目立たないですが…



内装は小さいながらもかなり豪奢な装飾です。



どうやら15時からオルガンのコンサートがあるみたい。
あとでもう一度来てみます。



とくに観光名所でもない普通の建物なんですが、女性の像が建物を支えているような面白い外装。



ちょっとした建物がディズニーランドのお城みたい。



『アム・ホーフ教会』。



観光用の馬車をよく見かけます。



『シュッテン教会』前では市が開かれていました。



陶器の皿やカップ。



編み物かご。



かわいい雑貨。



ワインや野菜、果物など。
華やかな雰囲気です。



『シュッテン教会』。



『BILLA』はドイツ、オーストリアではよく見かけるスーパーマーケットです。
私も旅行中は大変お世話になりました。
にしても外観がスーパーとは思えない豪華さ。



とちゅう本屋にも寄りました。
地下一階〜三階建てで、以外に地下がかなり広い本屋さんでした。



ドラゴンボールの漫画も売ってたり。
2ユーロくらいならお手に取りやすい価格ですね。



『ヴォティーフ教会』。
ウィーンではシュテファン寺院の次ぐらいに大きい教会じゃないでしょうか。
19世紀にネオゴシック様式で建てられたそうです。





左がハプスブルグ家で…右はどこだろう?



大きい教会です。



ステンドガラスの光がオルガンのパイプに反射してキラキラと綺麗です。



教会を出て、王宮方向へ進んでいきます。



『ウィーン大学』。



『市庁舎』お祭りの準備中だったのか、閉鎖されていて近くには寄れませんでした。



市庁舎前の公園。
噴水がちゃんと噴水しています。
日本じゃ多くの噴水が、無駄だと潰されちゃってますよね。
もったいない。



『ブルク劇場』。
ヨーロッパの劇場界でも最高レベルの劇場だそうです。



『国会議事堂』。
ギリシャ神殿風の建物です。
小学生くらいの子がたくさんいて見学しているようでした。
そのためか、貸し切り状態でこの日は内部見学できませんでした。



『フォルクス庭園』。
とても広くて花の迷路です。



庭園を突き抜けていけば…



ハプスブルク家の『王宮』にたどり着きます。



中は広かったです。



王宮敷地内には馬車も乗り入れています。







王宮内にある『アウグスティーナー教会』。
宮廷付属の教会で、ハプスブルク家の多くの結婚式が行われたそうです。



さて、本日のメインイベント。

これから訪れる場所が、オーストリアに訪れた最大の理由と目的です。



入り口が非常に小さく、見つけるのに苦労しました。



知名度が低いのか、王宮に比べて遥かに人が少なくておっかなびっくりで入場。



階段がカッコイイ。



ここから中に入ります。



世界一美しい図書館と称される、『国立図書館プルンくザール』。
これをみるために、オーストリアに着たようなものです。



二階にも本棚が並んでいます。



天井まで非常に広く、それを大理石の太い柱がしっかり支えています。



天からは光が注ぎ幻想的な空間です。



間柱には二階に続く螺旋階段が見えます。
上に登ることはできませんが。



移動式の本棚用階段。



本棚に仕掛けられた隠し扉。
奥にも蔵書が収められているようです。



曲線の美しい角隅。



まるでRPGの世界に引き込まれたような、なんとも非現実的で幻想的な光景です。









ただでさえ高い天井に絵が描かれ、さらに広く錯覚します。





隅や中央には立派な像が飾られ、雰囲気をもっと高めています。



以上、国立図書館プルンクザールでした。
私はこの場所に3時間以上居続け、スケッチや写真撮りをしていました。
写真も王宮内では珍しく、『シャッターを焚かない』というルールで撮影が許されています。
団体客も少ない絶好の観光ポイントだと思います。
お勧めです

ただし、観光される方は、くれぐれも館内では御静かに。



プルンクザールで長い時間費やしてしまいましたが、ウィーンでの最後に15時からのオルガンコンサートを聴こうと、先ほど最初に訪れた『ペーター教会』に戻ってきました。



私以外にも聴きに来た方が大勢集まり、時間きっかりに演奏が始まりました。



曲はバッハだったかな?
楕円形の教会内に音楽が響き渡ります。

30分ほど演奏で拍手も無く静かに演奏会は終わり、やや長い黙祷を捧げました。







ウィーンは工事中の道も多かったです。
首都で、昼間に堂々とこれだけ大きな工事をするのは、なんかすごいですね。



道で路銀を稼ぐ…なんだかわからない人。
とにかく髪の毛が長くてそれで顔を隠し、髪の上からサングラスをしています。
特に芸はしていませんでしたが、おもしろかったのでパシャリ。

さあ、いよいよウィーンを後にし、リンツをめざします。
リンツ行きの列車は16:44発。
十分に余裕をもって16:00にウィーン西駅へ戻ってきました。

よしコインロッカーで荷物を回収してホームに向かうぞ。と思ってコインロッカーに近づいたら…



なんか係員みたいな人がロッカー前で機械部分をいじくっています。

い、嫌な予感が…;



予感は見事に的中。

機械制御のロッカーが故障してしまったらしく、開かなくて荷物が取り出せない状態のようです。
原因は荷物を預けた際に発券される切符の紙詰まりのよう。

他にもコインロッカーは10箇所くらいあるのに、なぜ自分のロッカーがこんなピンポイントなタイミングで故障するなんて…

でもよかった…時間に余裕を持って戻ってきて…
まだ30分以上あるし、それまでには直るだろう。

そう楽観していたのですが…





20分経っても直らない。

だんだん他にも荷物を引き出したい人が集まってきて、大事になってきました。
私も時間的に厳しくなり、焦りと同時に乗れなかった際の次の列車を調べだす状態でした。

係員も自分達だけでは解決できないと思ったか、どこかに連絡を入れてはじめました。
そしてついに、もっと偉そうな責任者か管理人みたいな人も現れました。
やった…っ¥
これで救われる…っ

それでも、なっかなか直らずじわじわと時間が過ぎましたが…
16:30過ぎごろ、ついに機械が直り、荷物を取り出せました。

時間は16:35過ぎ…!
急いで階段を上り、ホームに飛び出て…
16:44発の列車に…ギリギリアウトで乗れませんでした。

残念!



仕方なく一本後らし、1時間遅れでウィーンを出ます。



空も明るくなって。



暗くなって。



リンツに到着です。
はじめはリンツに留まる予定でしたが、悪寒がしたので車窓から見えたリンツの様子が希望のものと違ったので、そのままザルツブルクまで進むことにしました。



町を越えて。



野を越えて。



湖を越えて。



ザルツブルクへ到着。



20時もとっくに過ぎ、間もなく日も沈みます。
ザルツブルクにはホテルの予約も入れてませんし、早く今日の宿を探さないと。



旧市街に出るための長いトンネル。
夜道に歩くにはかなり怖いです。



まず最初の中てに、明日6月10日に泊まる予定を入れていたホテルに行ってみる事に…



満室でした。

でも、そこで付近のYHへの道のりを教えてもらえました。
少し遠いそうですが、近くから出ているバスで行けるそうです。

まだだ…まだやれる…っ







5番のバス無ぇからっ!



今日は20:16が最終だったらしく、20:45を告げる鐘の音が空しく鯖夢の胸に響き渡りました…

あの列車乗り遅れの1時間がここで響くとは…



仕方なくYHまで歩いて行きます。
たかが3km少しの道のり、今までに比べたらどうってことないぜ!



歩いている途中コンサートの看板を見つけました。
明日17:00からこの付近でチェロのソロコンサートがあるようです。

歩いていれば、気づかなかったことにも気づける!
ポジティブシンキンッ!







橋を渡り、ザルツブルク旧市街が見えてきました。奥には『ホーエンザルツブルク城塞』が覗いています。

城塞には明後日6月11日に行きます。



さっきのホテルからこんなかんじで進んできて…



城塞のすぐ近くにある…



YHに到着しました!
真っ暗になる前に到着できて、ほんと良かったです…;



ここはもとオリンピック村として使われていた施設だそうです。
建物も部屋も清潔で、怪我の巧妙でしたが悪くないYHです。
旧市街内にある点からも、立地条件も良いですね。

なぜこんな良いYHがタウンガイドに載ってない?

ともあれ、無事宿を確保できて心底安心しました。
このあと施設のPCを利用し、フュッセンのホテルを予約しました(本当はニュルンベルクに宿を取りたかったんですが、どこも月末までいっぱいで予約が取れませんでした。)

これで二重に安心して寝台につけます…

今日は散々なこともありましたが、明日から良い事があるでしょう…



だ が

突然に何の前触れも無く壊れるビーチサンダル…


悲劇はまだ…

は じ ま っ た ば か り だ っ た …



つ づ く



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